メンタリストのDaiGoさんの動画で、来年や再来年未来を予想することは難しいけども、
10年後くらいだったら予想できると書いていました。
そのための一つのメンタルトレーニングに、10年後の自分から今の自分に手紙を書くというのが紹介されていました。
そこで、このブログに10年後の自分からの手紙を書きたいと思います。
まずは練習として、2008年の自分に手紙を書きます。
②の未来予想は、、、かなり過激な内容を記載したのですが、
可能性は0ではないですし、人によっては気分が悪くなると思います。。。
<①29歳現在の私から19歳の私へ>
はじめまして。19歳の私。
バイトと意味のない大学の授業で時間を浪費しながら、こんなので良いのだろうかと心配している日々でしょう。
断言しますが、今君がやっていることは何一つ今役に立っていません。
即刻その非生産的なバイトを辞めましょう。
帰宅時間も遅く、健康を害するだけです。
この夏、君は体を壊し入院し、家族や友人に多くの迷惑をかけることになります。
また大学進学時に、「SONYに入ってWALKMAN2を開発して、iPodとAppleをやっつける!」と豪語していたと思います
ですが、そんな考えも即刻捨てましょう。
あなたはSONYという会社を誤解しています。
またiPodを使ったことないくせに批判するのは辞めましょう。
すぐにiPhoneを買いましょう。そしてアプリ開発やプログラミングにも挑戦してください。
とにかく世界のものづくりを早く体感してください。
最先端の技術に触れましょう。
妄信的にMADE IN JAPANを信じることは辞めてください。
あなたはハード系の専攻に進むことになりますが、
今でもその選択が間違っていたのかは分かりません。
ですが、少なくともプログラミングは今の大学で学んでください。
また留学や他の大学への進学もしっかりと考えてください。
語学、会計、プログラミングが出来れば必ず食っていけます。
ちなみに今現在は結婚もしていないですし、彼女も居ません。
ですが、学生の時に出会った女性たちと結婚したかった・・・とも感じていません。
おそらく結婚をしていたら今の私のような挑戦を繰り返す刺激的な人生は遅れて居なかったと思うからです。
最後にガンホーの株とビットコインも買っておくとあとあと幸せになれるかもしれませんよ。
それでは。元気で10年後の再会を楽しみにしています。
<②39歳の自分から29歳現在の私へ>
お久しぶりです、29歳の私。
結婚をして子供も居ますが、永住権を得るためにシンガポールに帰化しましたので、
子供たちは兵役に行くことになります。
君は今頃海外オフィス所属で、言葉も通じず、仕事でも成果が出ず苦しんでいる日々でしょう。
断言しますが後3ヶ月くらい、その苦しみが続きます。
ですが、これを乗り越えた先、君の人生は大きく飛躍します。頑張って。
この10年間、いろいろなことがありました。。。
日本を覆う世界情勢が大きく変化しました。
中国、インドの台頭で日本の経済は壊滅的な状態です。
トドメは朝鮮半島の統一に伴う統一朝鮮の発展でした。
北朝鮮は地下資源も豊富で、人件費も安く、ここに韓国の経済、技術力が組み合わさり、
日本は徹底的にやられました。
またAIやIoTの進歩、通訳ソフトの進歩で、
日本国内の多くの仕事は機械や、海外の労働者に奪われています。
ケインズの経済学を学んだ君には理解できますよね?
消費と労働がグローバルで進行した結果どうなるか。
こんな状況のため、日本の若者の多くは仕事やチャンスを求めて世界へ出て行き、
日本は年金をもらえると信じている老人だけの国になり、
ついに年金制度を廃止しました。
これに合わせて介護職や医療職ですら、助成金がなくなり苦戦しています。
法曹界、教育、医療、政治といった既得権益が跋扈する業界は全て死に絶えます。
老人たちもまさか若者が日本を捨てるようになるとは思わなかったようで、
「最近の若者は愛国心が・・・」と妄言を繰り返すだけです。
今の日本の若者は、英語ではなく中国語を学んで必死で中国を目指していますが、
ほとんどの若者が入国審査でC以下のため入国出来ないので、
木製の筏などで密入国しています。今の北朝鮮の日本侵入と同じようなものです。
今君は中国で仕事をしながら、「早く日本に帰りたいなー」と感じる日々だと思います。
ですが、「君の帰りたい日本」は2028年現在、完全に消失しています。
今の日本には、海外へ行ける若者と一部の海外経験を持つ人間は稼いでいます。
ですが、残された人々はITスキルも低く海外への苦手意識も強く、
まさに座して死を待つ状況で、胸が痛みます。
せめてITスキルがあれば、言語問題は同時通訳ソフトが解決してくれるのですが・・・
結局はITの進歩は、受け入れることが容易な若者が受け入れ、その結果彼らは日本以外で働けることに気づき、
この国を去りました。
今、この国では若者の海外流出を避けるために100年前の教育、
「日本万歳」「日本はよい国」だという洗脳教育を実施しています。
また海外の情報を伝えるネットも閉鎖し、デジタル鎖国をしようとすらしています。
そのことがより一層脱日本を加速させていることにも気付かず。
上海オフィス出向の話が出た際、欧米オフィスだったら行くけど、中国は・・・
と言っていた同僚や、
え?中国で仕事しているの?と引いていた友人の多くは、
仕事を失い、今とても苦労しています。
「これからは環太平洋の西岸部を中心としたアジアの時代。とくに漢字文化、儒教文化を持った文化圏が統一経済を拡大する」という君が感銘を受けた神田昌典の予言は的中します。
その予言を信じて進んで中国へ行った我々の判断は正しかったのです。
君が大切にしたいと思っていた、父さんが愛していた
日本のものづくりは、もはや存在していません。
君はよく「庇を貸して母屋を取られる」「ニーメアの詩」と表現していたことは、
残念ながら現実となります。
最初は家電でした。
日本の電気製品メーカは消失します。
その次は部品メーカでした。
そして最後は材料メーカです。
決定打は電気自動車の開発競争でトヨタが中国のメーカに敗れたことでした。
トヨタに連なる部品メーカ、素材メーカ、サービス会社の社員は、
全て職を失い、日本は空前絶後の不景気を迎えます。
路頭には失業者があふれています。
可能であれば、こんな日本にならないように、頑張って欲しいです。
そのためにも中国での挑戦をやめてはいけない。
MBAに行けるチャンスがこの10年で2、3回ありました。
行っておけばと後悔しています。絶対に行ってください。
また日本のものづくりを守るためにも、全てを救おうとすることはやめてください。
まだ勝てる領域を見極め、そこを助けるために全力を尽くしてください。
もはや人口減少しているこの国で、最終製品、部品、素材、サービス全てを生産して、
世界と勝負することは困難です。
それでは。10年後の未来で待っています。今より良い世界になっていることを祈りながら。加油。