だらだらとした日々
おはようございます。ジラフです。
久しぶりの記事になります。
現在転職に向けた有休消化期間を満喫しています。
だらだらとした日々を過ごています。
これでは本当にポンコツ化してしまうと思い、
あらためてコンサルという職種を振り返っています。
私がこの業界に入った6年前において、すでにコンサルは人気な職業になっていました。
ただ、その当時から思っていたことですが、就活生が行きたい会社になったら、それはもう終焉の兆しではないのかと。。。
家電、広告代理店、銀行などなど、どの業界も例に漏れず大変なことになっています。
そのメカニズムは他の記事、ブログに譲るとして、私が感じた変化をつらつらと書きながら、コンサル業を振り返りたいと思います。
労働時間が圧倒的に短くなりました。
かつては高級激務、圧倒的成長という言葉が適した業界でしたが、今はどのファームもPCログインチェックが導入されています。
よくマネージャーにしわ寄せが、、、という仕組みですが、そもそもマネージャー以上の論点設定、スコープ設定やタスク切り、アサインメントがポンコツだという話も耳にするので、何とも言えません。
事実は以下2点かと思います。
1点目はコンサル業会に転職しても、徹夜が続く、土日も仕事が当たり前!ということはありません。
もしそのような境遇にあるのであれば、他のプロジェクト、ファームを覗いてみましょう。
コンサル業界内の転職は簡単なので。
もう一点は、労働時間が減ったが故に圧倒的成長を臨める業界ではすでにないということ。
これは就活生やポストコンサルを採用する方は特に注意しなければいけません。
FIREを目指すために、20代のうちに年収2000万円を目指す!
そのためにスキルの身に付くコンサルへ。。。という思考や、
コンサル出身者は鬼のようなスキルがあるはず!3年もやってれば一級品だ!
という通説は、通用しない業会になっています。
私が成長したのかわかりませんが、6年前に比べ在籍するメンバーが小粒になった印象です。
こんな奴がマネージャーだと。。。
みたいなことを体感する日々で、正直一緒に仕事したくないと感じる日々です。
また、この人こそは!!と思っていた尊敬する先輩、同僚、後輩の退職も相次いでいます。
やはりみんな思うところはあったのでしょう。
そして彼らの転職先にコンサルは一つもありませんでした。
本当にこのタイミングで転職決めてよかったと思っています。
これからも、DXやM&A、労働人口減少などを背景に、コンサル業は日本では活況になるでしょう。
そして確実に日本や世界を陰で支える産業である点は変わりません。
キャリア迷子、年収あげたい!みたいな方にとって選択肢の一つとしては、確実におすすめできる業界です。
3年で年収は1000万円を超える可能性は非常に高い産業です。
ただ、刺激ジャンキーな人には、起業やベンチャーのアーリーステージの方がおすすめできるのかもしれません。
(私がベンチャー行くので、少し恣意的な記事になっています。ご注意くださいませ)
日本の大きな変化
こんにちは。ジラフです。
先日の記事からまた期間が空いてしまいました。
年内に転職すると記事を書いており、その通り年末に次の職場に移ることにしました。
もう来年の契約にビクビクしながら働く必要がないので、のんびり過ごしています。
平日・休日問わず、自由な時間に、自由にいろんなところに行ける自由は、本当に何事にも変えがたいです。
当然ワクチンは2回摂取済みであり、いく場所を多少選んではいます。
それでも時間の自由は本当に素晴らしいです。
コロナで自粛しているお店もありますが、他方で気にせず飲み歩いている人も多数居ます。マスクをしていない人も多数います。
この場で、どちらが正しい悪いといったことは書きませんが、東京を散策して感じた大きな変化を、備忘録として記載したいと思います。
①日本の若者の貧困化
5年前。まだ私が日本にいた頃はリーチできていなかっただけなのかもしれませんが、明らかに日本の若者は貧しくなってるように感じます。
コロナ鍋で出歩いている人が絞られている可能性もあるのですが、以下の点が気になりました。
<20代で都内住みの場合、ルームシェアしている若者が多い>
都内に住んでる若者は実家暮らしか、大手企業の社宅暮らし以外の場合ほとんどがルームシェアをしているようです。
6畳の個人ルームで、バストイレは共同で家賃は5〜8万円というのが多かったです。
立地は渋谷区、目黒区、港区という若者に人気のエリアが多かったです。
メインバンクに勤めているような人でも、ルームシェアをしている人もいました。
<GUを着ている若者が多い>
まず大前提として5年前と比較して、明らかにユニクロやGUはおしゃれになっています。
しかし上海や香港では、若者の多くがY3やストーンアイランドといったブランド物を着ている人が多数いたのですが、日本の場合はGUを着ている人が相対的に多いように感じます。
イブサンローラン、ジバンシー、グッチなど、ブランドロゴをあしらったデザインのカバンやTシャツが流行ってることもあり、余計にユニクロ・GUのシンプルデザインが目につきました。
また若者と飲んでいると、「ユニクロカッコ良いけど、高くて買えないからGUを。ハイブランドなんてお店に入ったことすらない。。。」と言ってたりします。
<アップルウォッチが流行っている>
20代男性のステータスシンボルだった高級時計をつけている人が明らかに減っています。
アップルウォッチが流行っているというのも大きな理由だと思いますが、オメガが50万円超え、ロレックスも100万円超えしている昨今、買おうと思える余裕のある人が減っているのだと思います。
<総論>
まだ証拠は少ないのかもしれませんが、5年前に比べて金銭的に余裕のない若者が増えたように感じます。
調べるとこんな記事まで出てきました。
https://www.businessinsider.jp/post-224752
日本の若者は、アジアの経済発展国の若者に比べて貧しくなっているということを、改めて体感しました。
②新興宗教化するオンラインサロン
<若者の多くがオンラインサロンに入っている>
私自身もメンタリストDaiGoさんなどいくつかのオンラインサロンに入っています。
数年前のオンラインサロンは一部の意識高い人が加入するおかしなグループだったように感じます。しかし今では当たり前の集団になり始めています。
居酒屋で知り合った若者の多くが、当たり前のようにいろんなオンラインサロンに入っていて驚きました。
また彼らの多くがそのオンラインサロン内で知り合った人々と、新しいコミュニティを構築していっていました。
<総論>
インターネットの普及に伴い、どんな情報にもリーチできるようになった現代。
しかしそれは言い換えれば、自分の都合の悪い情報を避けて、都合の良い情報だけを取ろうと思えば、取り続けることができる状態を産んでいるようです。
一つ昔話をします。
500年前、中国から欧州に広がったペストはヨーロッパの人口を大幅に減らしました。
それまでキリスト教教会が、政治や科学発展を厳しく規制していたのですが、キリストの教えが、ペストを解決できないことが認知されると、その権威は大きく失墜することになりました。
結果として、宗教改革やルネッサンス、万有引力の発展などへと繋がっていきました。
まさに「神は死に、科学の時代」が幕を開けたのです。
現在の状況が完全のこの時期と同じだとは言い切れないのですが、以下のように考えることもできるのではないでしょうか。
中国から世界中にばら撒かれたコロナウィルス。
コロナの猛威の前に、現代科学と政治体制は明確な解決策を打ち出せないまま、2年が経過しようとしている。
人々の中に、現代の複雑化した科学や政治機構に対する疑念が渦巻き始めている。
そうした疑念により生じた人々の心の隙間に、科学や民主主義に変わる新しい価値観が芽生え始めている。
もしかしたら、今あるオンラインサロンの中から、新しい思想・価値観が生まれて、それが新たな潮流を作っていくのかもしれません。
転職活動について
今年のGWも無意味に日々を過ごしてしまった。
よく考えるとコロナ時代になってから1年半程、本当に非生産的な暮らししかできていないような気がする。
案件自体にはコンスタントにアサインされているのだけど、濃密度とかそういった類のものは低下しているように感じる。
業界としても高給激務と言われた業会から相当変貌を遂げてきているように感じている。
もはや若手が圧倒的な成長を思考して入る業会ではなくなりつつあるのではないだろうか。
コンサルをそろそろやめよう。そう思って昨年からいろんな企業を受けてきたのだが、なかなか条件が折り合う会社を見つけられずにいた。
最近ようやく年収もそこまで下がらず、面白いことができそうな企業を見つけた。
内定もどうやらいただけそうである。
ベンチャー企業なのだけど、ベンチャーらしからぬ企業規模でどんどん人材をかき集めている謎の企業で、正直戦略や上場時期は全て謎に包まれている。
ここに転職して果たしてどれくらい私のキャリアが変わるのかもわからない。
だけど、、、ワクワクしてしまった。少しだけ。
今私の持っている選択肢は主に三つ。
①コンサルに残りあと数年クリンチする
②大企業に入社し、ホワイト企業暮らしを満喫する
③ベンチャー企業に突撃し、キャリア変数を大きく振る
①は問題の先送りでしかないと思っている
②は小さくまとまる人生を目指すのであれば最良の選択肢だと思う
③は非常にリスクも大きいが、3年後の自身のキャリアの振れ幅が一番大きいと思う
こうやって思考を整理していても、心は③に傾き始めている
私はメンタルは弱いくせに、冒険譚とかには強く引かれてしまう困った性格をしているようだ
今年コンサルを卒業します
そして新天地で挑戦を始めようと思う
コンサルをやめたくなった時考えること
お久しぶりです。ジラフです。
ブログ全く更新してませんでした。
別段仕事が忙しいわけでも、プライベートが忙しいわけでもなく、
何にも興味が持てなくなってしまったことが原因だと思う。
コンサルとしても一定のキャリアを築き、年収も大台を超えた。
プライベートもそれなりに充実している。
でも、なんか人生がパッとしないのである。
この悩みを周囲に相談しても、
・そんなに出世出来てて何が不満なの?
・コンサルなんだから、転職先も選び放題でしょ?
・結婚相手も選びたい放題でしょ?
などと全く取り合ってもらえない。
だが実態としては、独身では全く生活に困らないが、大都市で結婚して子供も育てようと思うと、そこまで余裕があるわけでもない。
そもそも今の働き方を継続しながら、家庭を築くのは実質こんなんだと思う。
独身・子無しの今のうちに、FIRE目指すなり、起業するなりを考えるべきなのだが、全くやる気が起きないのだ。
原因は、選択肢が多すぎるから。。。
事業会社に転職することもできるし、ベンチャーに転職することも可能。
また1年分は生活できる蓄えもあるので、起業するために1年くらい仕事をやめてみることもできる。
でも結局何も決められず、現職に止まりもう少し様子見をしようと思ってる間に一年以上が経過してしまった。
20代中盤の同僚は、ある日突然会社をやめる。
彼らはコンサルをやめて何かに挑戦して、ダメならまたコンサルに戻れば良いと思い切ることができるからだ。
だが30を超えた私には、もうそんなバイタリティはない。
ツイッターを見渡すと、コンサル、元コンサルアカウントはありふれてる。
もはや、コンサルも元コンサルもほとんどありふれたキャリアに成り果てているののである。
コンサルに止まりこの業会で勝ち抜くのも、
元コンサルというキャリアを持って他業界へ転職するのも、もはやレッドオーシャンなのである。
冷静に考えれば、早く逃げ出さないといけない。でも問題を先送りしてしまっている。
まさに茹でガエル状態だ。
未来のために早く決断と、行動をしないと。。。
そう思った新年度のスタートだった。
わかりやすいコンサル業界のお話
先日、久しぶりにブログを更新したら、それなりのアクセス・レスポンスがありました。
やはり、コンサル業界の記事はバズるようです。
bookkeepingoflife.hatenablog.com
私がこの業界に足を踏み入れたのは5年ほど前でです。
当時からすでに人気な職業でしたが、近年はより一層その人気が加熱気味です。
原因は主に二つ存在すると考えています。
一つ目は、「安定思考の学生にとって、就職先選択肢の減少していること」です。
就職したい企業ランキング、かつてはSHARP、東芝、JAL、三菱UFJ、NTT、東京電力などの大手企業が名を連ねました。
しかし、海外メーカーに押されたり、不祥事などによりそのプレゼンスは確実に低下しました。
じゃあそれに変わるメガベンチャーは出てきたのか?違うでしょう。
メルカリ、ソフトバンク以外は時価総額・従業員数を比すると、上記大手古参企業をカバーするほどのベンチャーは存在しないと考えています。
そもそもソフトバンクはもはや大手古参企業です。
つまり、自分はそこそこ優秀だが、海外にがっつり出るほどがんばりたくないような安定思考の学生にとって、魅力的な選択肢の幅が減っているのです。
二つ目は、高齢化に伴う労働人口の減少です。
これは企業側のお話です。
かつての高度経済成長時代においては、新規事業立ち上げ・従業員を増やすというサイクルが当たり前のように機能していました。
なぜなら人口が増えていたので、人口増加の分だけ物が売れ、売り上げは伸びます。
また、労働市場に毎年100万人以上の学生が投入されていたため、雇うことも簡単だったでしょう。
しかし現在は人口は縮小社会です。毎年数十万人といった単位で人口が減っています。
そのため市場は伸び悩み、企業の国内では売り上げも伸びません。
一方で労働市場に新しく投入される若者の数も減り続けています。
そうすると企業は売り上げも減る、若者も減っているので、結果的に採用人数を減らすことになります。
その結果、これまでは社内でやっていた業務の多くを外注するようになっています。
特に数年に一度の中計策定、戦略策定といった業務などは、
一大プロジェクトではあるものの、社内で有用な知見を持った人は不足しています。
むしろそういったプロジェクトだけを毎日こなしているコンサルの方が、遥かに知見を保有しているわけです。
その他海外新店舗立ち上げ、事業の売却などなど、通常のサラリーマン人生では1度あるかないかといったプロジェクトの多くも同様です。
一昔前であれば、社内の優秀な社員をMBA留学させて、といったことが当たり前だったかもしれませんが、現在そこまで余裕のある会社は多くありません。
そのため結果的に、安価な外部労働力を求めて、コンサルを多用する企業が増えているのでしょう。
総論として、日本という国自体が弱体化しつつあり、
一つ一つの企業の体力低下を補うため、一定規模の派遣業務部隊の需要が増えているのだと考えます。
良い悪いは別にして、この業界の概況を記載してみました。
いつまで、この状態が続くのか?
大都市圏のこの流れは、地方へどうやって流入していくのか?
企業としてコンサルをどう使えば良いのか?
個人として、コンサルに転職すべきか?
といったことは、おいおい書き綴っていきたいと思います。
転職を考えている人、学生さんなどの目にこの記事が止まり、何かの助けになれば。
コンサルって案外悪くないお仕事
最近仕事、プライベート共に忙しかったため、全くブログ更新できていなかったです。
そんな放置気味なブログであっても、なぜかそれなりなアクセスが維持されていたことが驚きです。
どういった記事が読まれてるのかを見たら、圧倒的にコンサル業界に関する記事でした。
「コンサルはしんどい」
https://bookkeepingoflife.hatenablog.com/entry/2016/04/17/214410
思えば、コンサルに転職して3ヶ月ごろにこの記事を書いたのですが、
当時は本当に何をやって良いのか、右も左もわからず、五里霧中でした。
今もそれは変わらないのですが笑。
この記事ではコンサルへの転職を積極的に勧めていません。
その気持ちは今も変わりません。
しかし、もし、転職に悩む5年前の私に会ってアドバイスができるとしたら、以下の言葉を送ります。
「社会人の新卒ガチャで入った会社は特に思い入れがなければ3年くらいでやめても良い。
コンサルは、いろいろな業界・企業をフラットに把握できる稀有な仕事。
キャリアチェンジは当然苦痛を伴うので、並大抵の覚悟ではできない。
だから、コンサルに行くべきだ。
コンサルなんて所詮…。という声を聞くかもしれない。
でもそういった声を出す人は、コンサルを知らないまたは、へぼいコンサルファーム、または大手ファームでもマネージャにも上がれていないポンコツでないか?
コンサルは虚行で、何も生み出さない虚しいビジネスに変わりはない。
しかし、それでも高給をもらえる妥当性を生み出す、錯覚させるスキルというのは、それ自体に価値があると思う。
今の私は同じエネルギーを起業・副業にかけた方がおそらく楽しかったと思ってる。
しかし、起業・副業というのは何歳でも始められる。
むしろコンサル業界にいた方が必要な知見・人脈は手に入りやすい。」
復旧ではなく復興を
おはようございます。ジラフです。
久しぶりに記事を書きます。
年初にこんな記事を書きました。
これはある国のお話の違う世界線のお話
https://bookkeepingoflife.hatenablog.com/entry/2020/01/03/203502
これを書いたときは、とある災害後の対応を振り返っていろいろ思う処がありキーボードを叩きました。
何らかの事情で、既存の生活がおくれなくなると必ずこんな声が出てきます。
「早く元の生活に戻りたい」
しかし、よく考えましょう。
年金問題やブラック労働、環境問題などなど。
元の暮らしは緩やかに死に向かう茹でガエル生活だったのではないでしょうか?
わかりやすい幻想である「元の生活」を、頭空っぽのインフルエンサー、政治家は差し出してくるでしょう。
しかしそこで一度歩みを止めて、「元に戻すのではなく、より良くできないのか?」
と考える人、発信する人が増えることを切に願います。
「本当の敵はコロナ じゃない」
「自粛しない奴らは、敵なのか?」
他者を安全な立場から一方的にたたかず、明るい未来を作るために行動できる人が増えること、そういった人の足を引っ張る人が減ることを祈って。。。