前からずっと見たかった映画、メッセージを国慶節休み中の移動時間で鑑賞出来たので、レビューを書きます。
最近ソニーイヤホンレビューのおかげで、アクセスが急増していて、アマゾンアソシエイトが良い感じです。人々の求めるような記事、良質なコンテンツを毎日書いていけば、お金になるという、資本主義の当たり前の法則をまざまざと体験しています。
コンサルになる前は自他共に認める大の映画好きでいろんな映画を観ていたのですが、仕事が忙しくなって中々映画を観る機会が激減しました。
可能な限り、飛行機の移動中に観るようにしています。
スマホや、機内サービスで。本来は仕事すべきなのですが、インプットが仕事や専門書ばかりに偏ると、人として何か大事なものを失うのではないか。。。という不安感があるので、定期的に映画を観るようにしています。
・タイトル:メッセージ
・原題:Arrival
・監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
・出演:ジェイミー・アダムス、ジェレミー・レナー
以下ネタバレを含みます。
冒頭は主人公の女性が、子供を出産し、その子供が二十歳前に病死するシーンから始まります。
これを観ると、自然と主人公は子供を失った、心に傷を負った女性だと最初、視聴者は刷り込まれます。
しかし、実は冒頭のシーンは、映画のラストシーンなのです。。。
本当は詳しく解説を書きたいのですが、時間がないので、以下動画をご参考ください(笑)。
ちなみにこの解説をしているYoutuberの映画レビューが結構ツボです。
映画を全然観れない状況の私の、キュレーション動画として、毎回観ています。
ヘプタポッドと呼ばれる宇宙人たちにとって、時間の概念はありません。
過去も現在も未来も曖昧なのです。
あまり知らなかったのですが、
「言語は人間の思考や認識を規定する」
という学説があるそうです。
私はバイリンガルではないのですが、確かにそれはありそうですね。
過去形の文法がない言語では、現在も過去も区別して思考出来ないのです。
ヘプタポッドは時間を超越した存在であり、
過去も未来も現在も常に同じように感じることができるのです。
そして彼らの言語を学ぶ主人公も、その能力(思考)を身につけて世界を救う、というストーリーです。
映画の音楽や、冒頭とラスト、ヘプタポッドの文字などが輪廻的な印象を与える構成になっていて、SF映画でここまで考えさせるのはシックスセンス以来です。
本当に良い映画でした。今年観た映画の中では間違いなくトップクラスです。
ちなみに、周囲の仕事ができる、頭の良い人はみんなバイリンガル、トリリンガルなのですが、彼ら彼女らの頭の中も、思考する時の言語によってモードが切り替わったりしているのでしょうか。
大変気になります。
それを体感するには、私もバイリンガルになるしかないわけですが(笑)。
でも、外国の言葉で思考できるようになり、それによりセンスや脳が鍛えられるのであれば安いものではないでしょうか。
多くの企業でTOEICを入社の一つの基準に採用していることもうなづけるような気がしますね。