人生の簿記(仮)

難病(膠原病、関節リウマチ)で、凡スペックの人間の戦略コンサル挑戦記。日々気づいたことを記事しています。詳細はプロフィールを読んでください。https://bookkeepingoflife.hatenablog.com/entry/2018/07/21/132951

書評 なぜ、間違えたのか?

こんばんは!

最近読書熱が凄いことになっています。

きっかけは、とある方のこんな一言。

「社会人なってから、毎週3冊、月に10冊、年間120冊の本を読んできた。

だから私は誰よりも成功できた!お前も言い訳せずに読め!」

正直私は同年代の中では本は大量に読んでいると自負していました。

Amazonでも年間10万円以上は書籍に費やしてきていました。

ですが、さすがに年間120冊と言われると、、、

コンサルとして圧倒的な経歴を持っている方の一言だっただけに、

何も言い返せず・・・。とりあえず、これから本をどんどん読んでアウトプットしなければ、、、

と強く感じたのでした。

 

♦︎タイトル:なぜ、間違えたのか?

♦︎著者:ロルフ・ドベリ

♦︎役者:中村智子

 

【感想】

人間の認識のくせを、具体的な事象を交えてわかりやすく解説されている本です。

正直メンタリストDaiGoさんの動画見ていれば一度は聞いたことある話がほとんどでした。

だけど、書籍として読むことで、違った事例を学ぶことが出来ました。

それにしても、「ダニエル・カーネマン」という先生は、ノーベル賞を取っているくらいすごい人なんですが、

人の認識に関する知見が深すぎて正直しびれます。

損失回避や、第1認識と第2認識などなど。

本当に素晴らしいです。早く選択の科学も読んでみたいと思いました。

 

最後に作者自身、人間の認識のくせをいくら学んでも「絶対に失敗しない」ということは不可能だと述べています。

ですが、認識のくせリストを作成しておいて、それを見返すことで、

重要で時間をかける選択の失敗を減らすことは可能だと述べています。

・・・認識のくせリスト!私も作らないといけないですね。

 

【認識のくせリスト】

・生き残りのワナ⇨自分だけはうまくいくと思ってしまうこと

・スイマーズボディ幻想のワナ⇨水泳したからではなく、元々水泳に適した身体を勘違いしてしまうこと

・自身過剰のワナ⇨自分の知識や能力を過信してしまうこと

・社会的証明のワナ⇨他人と同じだと正しいと思ってしまうこと

・サンクコストのワナ⇨もったいないと感じてしまうこと

・お返しの法則のワナ⇨返報性の原理

・確証のワナ⇨こうあるべきという思い込みに思考が捻じ曲げられること

・権威のワナ⇨権威のあるものを信じてしまうこと

コントラストのワナ⇨デブでぶさいくの友達と一緒だとモテる

・イメージのワナ⇨単純で強いイメージに思考がトラップされること。ブラックショールズ方程式

・いったん悪化してから良くなるのワナ⇨悪徳コンサルの手口

・ストーリーのワナ⇨偶然でも後付けでストーリーをこじつけること

・回想のワナ⇨記憶の改変

・お抱え運転手の知識のワナ⇨知らないと言えない

・コントロール幻想のワナ⇨サイコロの目すらコントロール出来ると思ってること

・報酬という刺激のワナ⇨報酬は目論見通り機能しない

・平均への回帰のワナ⇨コインが10回連続で表で、、、次は?

共有地の悲劇のワナ⇨公共心なんてない

・結果による錯覚のワナ⇨結果しか見ない

・選択のパラドックス⇨選択肢多すぎると不幸になる

・あなたが好きのワナ⇨好きって言われたら好きになる

・所有のワナ⇨苦労して手に入れたら価値あるものって思い込む

共時性の奇跡のワナ⇨奇跡?本当?確率は?0じゃないでしょう?

集団思考のワナ⇨みんなの意見が一致した時、、、だれか嘘ついてる

・確率の無視のワナ⇨宝くじがどんどん高額に・・・

・ゼロリスクのワナ⇨リスクを下げることと、リスクをゼロにすることは違う

・希少性の錯覚のワナ⇨限定版にはみんな弱い

・基準比率の無視のワナ⇨私は男です。私は29歳で戦略コンサルです。・・・どっちが本当?

・ギャンブラーの錯覚のワナ⇨プラマイ0に収束すると思い込む

・アンカリングのワナ⇨最低でもこれくらいします。。。

・機能的推論のワナ⇨人間は親切だと思い込むガチョウ・・・

・マイナスの過大評価のワナ⇨ネガティブなものの方が印象が強い

・社会的手抜きのワナ⇨チームになるとだらける

・倍々ゲームのワナ⇨等比級数のすごさ・・・

勝者の呪いのワナ⇨競い合って勝とうとすることの無意味さ

・人物本位のワナ⇨顔が見えないとニュースにならない

・誤った因果関係のワナ⇨コウノトリと赤ちゃん

・ハロー効果のワナ⇨一つの取り柄により素晴らしく見えてしまう

・別の選択肢のワナ⇨結果だけで、ほかの選択肢を選んでいた場合を考えない

・予測の幻想のワナ⇨大体の予想は外れる

・条件結合のワナ⇨条件が増えれば増えるほど確実を思い込む??

フレーミングのワナ⇨言い方を変えると感じ方が変わる

・過剰行動のワナ⇨失敗するな思いっきり

・不作為のワナ⇨失敗するな何もしない方が良いと思い込む

・自己奉仕のワナ⇨成功は自分のおかげと思い込む

・満足の踏み車のワナ⇨宝くじでは幸せにはなれない

・選択のワナ⇨自分の選択だけ悪いと思ってしまう。。。

・連想のワナ⇨悪いことを連想して繋げてしまう。コーヒー飲んだら雨が降った。コーヒー飲まない!

・ビギナーズラックのワナ⇨素人の勘違い

・思惑と結果のワナ⇨思い込みでつじつま合わせ

・目先の利益のワナ⇨将来の利益を忘れがち

 

正直一つ一つで記事を一本かけるレベルです。

またこの本、なんと20%くらいが引用文献なんです。

それくらい確固たるデータをまとめた本なので、それぞれのワナをしっかりと認識できれば、

大きな失敗は減らすことができそうです。