人生の簿記(仮)

平凡なサラリーマンコンサルのブログ

MBA取得について考える

欧州出張を終えて、、、

コンサルとしてのキャリアを1年以上を終えて、、、

世界のトップクラスの人との議論を終えて、、、

 

とりあえず、この1年。年収は倍増しました。

前職は一流上場企業に在籍していました。

年収は同年代と比べると、もらっている方だと、言い切れると思います。

さすがに超一流企業と比べると少ないですがね。

 

コンサルに転職した理由は、お金ではなく、

なんか、もっと大きな仕事ができるんじゃないか?と思ったからです。

入社すると、予想以上に泥臭い仕事が多くて、土日関係なく仕事ばかりで、

本当に鬱になるような日々でした。

仕事辞めたい!って思うことはあまりなかったのですが、

それはポジティブな理由ではなく、

「仕事辞めてまでやりたいことってあるのか?」

という問いに対する明確な回答がなかったからです。

 

そしてこういう言い方をすると、多くの反感を買うのかもしれないのですが、

「お金たくさんもらえたんだけど、、、そのお金で何をするのか?」

も自分に何もないということが分かりました。

 

そして更に、毎日ホテル暮らしの日々で、

「生きて行くのに必要な物資って、そんなに多くないんだ」

ということも学べました。

 

また海外にいることが多くて日本の友達に全く会えないのですが、

「人間って本質的には一人で生きていける、じゃあなぜ誰かと会わないといけないのか?そして、誰と会いたいのか?自分は本当にその人のために時間をとって会いたいの?」

という疑念を抱くようにもなりました。

 

そんな中、飛び込んできた欧州出張の誘い。

半ば今の仕事から逃げ出すような思い出参加しました。

結論としては、行って本当によかったです。

普段出会えないような方々とたくさん議論もできたし、

とても多くのことを学べました。

 

今回の出張は、イレギュラーで来年以降も来ることがあるかは分からないのですが、

またこういった場で仕事がしたいと強く思いました。

そしてその思いを上司に伝えたところ、

「君はまだ若い。もし本当にこういったところで戦いたいのであれば、MBAをとるというのも一つの選択肢だと思うよ。」

と言われました。

 

MBA。。。全く考えていなかったキーワードに頭が真っ白になりました。

戦略コンサルに在籍している人であれば皆が一度は考えるのでしょうが、

研究職から転職した私には、MBAなんて文系の学位ってイメージが強かったので、

一度も考えたことなど有りませんでした。

しかし、尊敬する上司が続けます。

「文系の学位?そんな風に思ってるのは日本人だけ。なぜなら、留学してる日本人のほとんどが商社か銀行だから。だけど、他の国だと、メーカーの人もたくさんいる。なんでMITにもMBAコースがあると思ってるの?」

まさしく晴天の霹靂でした。

「私がなぜ典型的な理系おたくの君を採用したのか。日本の理系人材にももっとビジネス視点をもった人が増えても良いと思っているから。もし君がMBAを取りたいと言い出してくれたら、本当に嬉しいし、応援する。」

さらっとオタクとディスられたのですが、

それ以上に、考え方のスケールの大きさに圧倒されました。

私は、このボスが開催していたセミナーに参加して、心底惚れ込んで押し込みで強引に入社したことを思い出しました(笑)。

私もボスみたいになりたい!って思って、戦略コンサルの門戸を叩いたのでした。

そして、そのボスも海外MBAホルダーであり、なおかつ、熱い思いを持って、私という人間にMBAを勧められました。

これは、一回真剣に考えてみないといけない、、、と思いました。

私のような仕事もできない、学歴も高くないような人間がMBA

って思ったのですが、、、

 

「そんなこと関係ないよ。十分君は仕事出来ているし、頑張ってると思う。私は君より学歴は低かったけど、努力して行くことが出来た。君にもできるはずだ」

 

出会った時と同様の熱量を持って未だ走り続けるボス、、、

彼を越えることが最大の恩返しだと思います。

うん。MBA行ってみたいな。

 

そう決意していろいろと調べているのですが、ネット上に有益な情報が全く転がっていないです。

書籍も古い本が多くて参考になりません。

という訳でしばらくブログで適当に更新していきます。

この本はMBA取得者の就活に関して書かれた本です。

これが結構リアルな内容でよかったと思います。