人生の簿記(仮)

平凡なサラリーマンコンサルのブログ

経験することの重要性

1ヶ月以上更新が滞っていました。

仕事やら、シリコンバレー旅行などなどがあり、

更新が滞っていました。

 

人生何事も経験です。

そう信じて、常に人が選ばない道を歩んできた訳ではないけれども、

なかなかエッジの効いた経験を積んできたと思います。

 

特に書くことは決めていなかったのですが、

自分の思考、考えは常に、自分の知識、経験の影響を受けます。

だから、若いうちは可能な限りたくさんの本を読みましょう、

たくさんの人にに会いましょう。

たくさんの場所に行きましょう。

たくさんの失敗をしましょう。

 

そうした経験が、全てあなたの財産になります。

時間がない。仕事ができない。。。これってADHDかな?

こんばんは。ジラフです。

皆さん、ADHDっていう言葉聞いたことって有りますか?

 

最近、仕事の期限が守れなかったり、

部屋の中にものが散乱していたり、

買い物を我慢出来なかったりと、

誰かと言い争いをしたりと、、、

 

単純に休みがないことのストレスや、コンサルという職業柄、業務量が圧倒的に多いことが原因だとは思うのですが、、、

最近PJT外のマネージャーとやりとりする機会があり、

 

「なぜ、メールの返信が遅いのか?」

「もっと仕事のやり方見直したら?」

「課題は何?ロジック通ってないよ?」

「もう三年目でしょ?何してんの?」

 

とかなり詰問されてしまい、仕事のモチベーションと、

自己肯定感が著しく低下しています。

 

やっぱり私にコンサルタントっていう職業が向いていないと思う一方で、

もしかして、俺って大人ADHDなんじゃないかなーと心配になっています。

 

ADHDの人の特徴

①部屋が汚い

②期限を守れない

③落ち着きがない

 

…自分の特徴と完全に一致しているじゃないか・・・

と愕然としてしまい、この土日、ADHD関連の本を数冊読んでみました。

結論としては、本に付いているテストなどではADHDと断言できる点数はつきませんでした。

ですが、詳細はしっかりと病院などに行って確認した方が良いのかもしれませんが。一旦一安心です。

本当にADHDで苦しんで居る人たちもいるので、自分のような人間がこんなネガティブな考えになってはいけないと思いました。

 

一方で、ADHDに書かれた本には上記の①〜③と、どう向き合うのか、について詳しく書かれていました。

①部屋が汚い

⇨小さく始める。こまめに掃除。そもそもものを増やさない。

②期限を守れない

⇨細かい計画。忘れる前にメモメモ

③落ち着きがない

⇨今やるべきこと、優先順位に常にフォーカスする。動きたくなったら、何かをメモする。

 

これってADHDの患者さんだけでなく、一般の人でもとても為になる対策なんじゃないかと思いました。

とりあえず、私はこの3つのことを少しずつ始めてみます。

あと、ADHDに効くというホスファチジルセリン(PS)というサプリを購入してみました。

効果などはいずれ報告します!

 

いろいろ買いましたが、この本↑が一番まとまっていてよかったです。

 

 

これは一番簡易的な本でした。なんとなく進研ゼミを思い出すストーリーでしたw

 

 

こちらは漫画ではなく書籍。体系的にはまとまっていますが、逆にADHD関係ないようにも感じてしまいました。

 

最後に、、、以下が購入したサプリです。効果のほどはまたレビュー書きますね。

 

 

皆さんも、もし普段仕事に追われて、限界だと感じていたら、少し読んでみると良いかもしれませんよ!

 

ジラフ

書評 SHOE DOG

こんばんわ。新年始まって2週間経ちました。

とりあえず、日本でも仕事が本格稼働して、

仕事もふわっとした感じの中で、忙しくなってきてます。

まずは有言実行で、、、年末年始に読んで、とても良かった本を紹介していきます。

久しぶりに、幸福な読後感に浸ることができた一冊です。

 

・タイトル:SHOE DOG

・著者:フィル・ナイト著/太田黒奉之

 

【あらすじ】

・世界的なスポーツブランドであるナイキの創業者、フィル・ナイトの自叙伝。

・野球チームに入れなかったことから、陸上選手になった学生時代、その後軍隊に入隊し、ひたすら体を鍛え抜いた青春時代。

・プライドの高い父の期待に応えるため、スタンフォード大学MBA公認会計士の資格を持つエリート

MBA時代に夢見た、格安で高品質の日系シューズメーカと組んで、アディダス・プーマに挑んでいく創業時

・決して順風満帆ではなかった創業期、その後エアーマックス開発、各スポーツの名選手との契約、上場と次から次へと続くサクセスストーリー

 

【心に残ったフレーズ・感想など】

道元は、「己を知ることは己を忘れることなり」と語っている

⇨今のマインドフルネスに近いものですね。

 

・それなのになぜ、神戸までの列車はこうも汚いのだろうか。床には新聞やタバコの吸い殻が投げ捨てられている。座席にもみかんの皮や新聞が散らかっている。さらに始末の悪いことに、どの車両も人で溢れていて、たっているのがやっとだ。

⇨よく日本人が、中国に行って、列車の中や道が汚くて驚いた!という話を聞くのですが、どうやら70年代の日本お同じだったようです(笑)。ということは、中国もいずれは良い国になると思います。

 

・彼らはタイガーのいろんなモデルを見せてくれた。リンバーアップというトレーニングシューズ。「いいですね」と私は言った。スプリングアップという高飛び用のシューズ。「素敵ですね」。スロウアップという円盤投げ用のシューズ。ストレートな名前に、笑うなよと私は自分に言い聞かせた。ダメだ…笑っちゃ。

⇨極度乾燥 〜極度に乾燥させなさい!〜というブランドが中国では人気です。。。ダメだ…笑っちゃ

 

・山を動かす者も、まず小さな石を動かすことから始める

 

・物ごとのやり方を人に教えてはいけない。何をすべきかを教えてやれば、思いがけない結果を出してくれる。偉大な将軍の中でも、彼ほど靴に取り憑かれていた人はいない。「靴を履いた兵士は兵士でしかない。だがブーツを履けば戦士になる。」

⇨…良い靴が欲しくなりました。

 

・世の中はもっと良くなると思っていたし、このシューズを履けば走りはもっと良くなるとおもっていた。この私の新年を理解してくれた人たちが、この思いを共有したいと思ったのだ。信念だ。信念こそは揺るがない。

⇨はじめてオニツカタイガから届いた靴を販売していた時のナイトの気持ちです。読んで居てとても熱い気持ちになりました。

 

・競争のコツは忘れることだ、私は陸上から学んだ。この事実を私は今一度自分に言い聞かせた。自分の限界を忘れる。不安、苦痛、過去も忘れる。「もう一歩も動けない」という自分の内なる叫びや甘えも忘れる。

⇨マインドフルネスとかに近いんですかね。とにかくスポーツマンの創業者らしい一言です。

 

・クロロックス、クリネックスゼロックスのような象徴的なブランドはどれも短い名前であることだ。子音はせいぜい2つ。そして、必ず名前に強い響があり、文字で言えば、KやXが心に刺さる。これはすべて筋が通っている。そしてそのすべて取り入れたのがナイキだ。

 

・自分の価値は、自分に関わる人たちで決まる

⇨ナイト自身、とても優秀な人物なのですが、本当に周囲の人間に恵まれた、というよりそういった人を引きつけたんだと思います。

 

・20代半ばの若者たちに言いたいのは、仕事や志す道を決めつけるなということだ。転職を追い求めて欲しい。天職とはどういうものかわからずとも、探すのだ。天職を追い求めることによって、疲労に耐えられ、失意をも燃料とし、これまで感じられなかった高揚感を得られる。

⇨これが本書のキーメッセージでしょう。

 

【最後に】

ナイキというブランドをあまり知らなかったのですが、反勢力、最新技術、挑戦の象徴読んでいてとても好きになりました。

この本の中にも、「ナイキはシューズ界のソニーになるんだ!」という記述がありました。それを聞いて、ますます好きになりました。

 

書評 ポスト平成のキャリア戦略

こんばんは。

仕事でどんなに頑張っても頑張っても成果出ないことってありますよねー。

正直最近仕事辞めたくて仕方ないです。

年末年始、色々と考えてみたのですが、答えはでず。

仕事って何なのだろうと、ひたすら悶々とする日々です。

 

そんな、自分のキャリアと向き合う一つのインプットになる本をご紹介します。

 

・タイトル:ポスト平成のキャリア戦略

・著者:塩野誠、佐々木紀彦

 

【著者の主張、まとめ】

・平成という一つの時代が終わろうとしている今、終身雇用・年功序列が崩壊した今、どのように仕事、会社と向き合いキャリアと向き合うべきか?

・これからの時代に必要とされるのは、ハングリー&ノーブルな人間です。nobleとは、「高貴な」という意味です。

・これまでは会社に在籍していれば、仕事が与えられることが当たり前だったが、今後は自分で仕事を取りに行く必要性が出て来る。言われたことをやるだけ、という従来のサラリーマンは死滅し、自らのスキルを高め、ハングリーな人間に仕事が集中するようになります。

・一方で、会社という一種のブランドがなくなるため、個人個人がブランド化されていくため、ノーブルな人材が求められるようになります。

・20代はいろんなことをとにかく経験しよう、自分をリセットしよう。30代はリーダになる経験を積んで、人をまとめるということを学びましょう。40代からは教養を積んで、倫理観をしっかりさせよう。優秀から偉大を目指しましょう!

 

【気になったフレーズ、感想など】

・メディア業界全体で言うと、もっとも需要が大きいのは、コンテンツとビジネスとテクノロジーの3つがわかる人間です。

⇨個人的には月並みなのですが、プログラミングと会計と語学ができる人の需要がより一層大きくなると感じています。

 

・レーティングの高い人は、これまでの社会よりさらに仕事が集中してくるし、濃いネットワークに入ることができるようになる。いわばギルドっぽくなってくると思います。

⇨一人一人がプロフェッショナル化し、IT化も同時並行でより一層進むため、仕事の集中度の格差が激しくなるようです。

 

・今の時代に、22歳の新卒でやりたいことを見つけるのは、よっぽど運がよくないと無理です。30代までに自分のミッション、転職を探すというスケジュール感で、エクスプローラーとして時間を意識的に持った方がいい。でも日本は就職して、企業村の中で生きるうちに、いつのまにか個のない人間になってしまう。

 

・彼女(LIFE SHIFTの著者)は、いろんな仕事を経験したり、未知の人に出会ったり、幅広い経験をすることが大事だと訴えています。それに加えて男性の場合はとくに、一人座禅を組んだり、剣術の腕を磨いたり、四書五書を読んだりしながら自己と向き合っていましたが、こうした自己研磨は現代にも求められているように感じます。

 

・成長期のベンチャー企業はトップのモラルと規律が企業文化を規定します。

⇨グーグルやフェイスブックは、非常に高い視座の社是があることで知られています。どちらも悪意を持てば、世界を混乱に陥れる影響力を持っている会社であり、そうならないように常に自分を戒めているからこそ、世界的な大企業になれたのです。かつてのSONYなどもそうだったと思うのですが。。。

 

ヴェストファーレン体制

⇨今のヨーロッパの国境を決めたもの?

 

佐藤優さんは日本に新たな論壇を創造しました

⇨全く知らない人だったのですが、元外交官で、鈴木宗男事件で逮捕された経験もある、なかなかのキャリアの持ち主のようです。いつか本を読んでみます。

 

・20代の起業家は増えていると思いますが、社会課題を真正面から解決しようというものはないですね。どうしてもカジュアルなアプリ開発が多い。

少子化高齢化に正面から向き合ったベンチャーって、あまりないですよね。日本って、世界でも最初に少子高齢化社会を経験する国なので、そこを解決することができれば、今後世界を席巻するベンチャー企業が生まれる可能性もあるのですが・・・。

 

・「新しい挑戦」を評価する人事制度設計になっていません。

 

・「未来の年表」という本がすごく売れていますが、中身は人口動態の話が中心です。

 

ラストマン・スタンディング

⇨最後までやりきる!という覚悟。これがないと海外出向は務まらない!。。。のですがね。

 

・そうです。リーダーが仕事を任せるときに、人を見極めるポイントは能力ではありません。「こいつに任せたら、やりきってくれるのかな」というやりきる感です。

⇨胸が痛いです。。。

 

・最後の最後まで脱藩せずに古い秩序に仕え続けた人たちが、新しい時代において活躍する可能性は極めて薄いちうことです。あの勝海舟でさえ、維新後は表舞台にはほとんど出てきませんからね。

⇨言い換えれば、良い大学、良い企業のプライドに掴まっていても、無駄ということですね。感慨深いものがあります。

 

・(日本には)英語ができる、話に中身がある、多様な視点から話ができるの3つがあるそうなのですが、その3条件を満たす人が極めて少ないそうです。

⇨英語が話せるだけの人や、面白い話はできるが深い話はできない人などなど、、、なかなか、日本からグローバルな人材は育って来ないですねー。

 

盛田昭夫にしろ、井深大にしろ、松下幸之助にしろ、本田宗一郎にしろ、敗戦のくやしさが事業の原動力の1つになったはずです。「戦争ではまけたけれども、ビジネスでは負けないぞ」というスピリット、ある種のナショナリズムが敢闘精神につながったと思うのです。戦前は、今以上にグローバル化が進んでいた面もありますから、肌感覚としても世界が近かったというところもあるはずです。

⇨ヒュー!ヒュー!こういうオシャンティーな本で、ソニーやホンダの創業者を賞賛されるのってすごい嬉しいです。ジョブズザッカーバーグの内容が薄い本を売る前に、日本人はもっと日本人の偉人を知るべきです。

 

・そして、戦後の名経営者たちは理系出身が多い。盛田さんも大阪大学で物理学を学んでいますが、1つの科学の学問体系を深く学んだ人は普遍的に考える癖がつくのではないでしょうか?ロケットササキとして有名なシャープの佐々木正さんにも「技術者は企業の利益のためだけに働くのではない。国のためでもない。人類を進歩させるために働くのだ。」という強烈なビジョンがあります。

 

盛田昭夫さんはリベラルですよね。盛田氏は「学歴無用論」を書きました。盛田さんは「タイム誌」が選ぶ20世紀で最も重要な100人で日本人として唯一選ばれています。

 

・その人に対するコミュニケーションはどうであれ、内に秘める思いとしては、「こいつらの人生に自分は影響してしまう」という心構えを持つことでしょう。そうでないと人をマネジメントする権利がないと思います。

 

スマホや動画といった、技術によって生まれたフォーマットが思考を規定した例ですよね。そこは認識すべきです。そうでないと時の権力が良いように新しいフォーマットを作って、世論に影響するようになるおそれがあります。トランプのツイッターはその一例です。

⇨なんでも30秒の動画にまとめる風潮に関しての一言。

 

・観光客は共同体と共同体をつなぐ役割になれるのですね。今の日本国のパスポートがあればどこにでもいけるうちに、旅をすべきですよ。日本のパスポートくらい、いろんな国にいけるパスポートはなかなかないのですから。

 

・だからこそ、今は日本が普遍的なテーマを掲げるチャンスなんです。

⇨EUは崩壊しつつあり、アメリカと中国の2台大国は豊かではあるが、憧れの対象ではない。そんな中で戦争もせず、ノーブルなイメージのある日本が、普遍的なテーマ(平和とか、人権尊重とか)を世界に発信すると、どの国よりも説得感があるんです。ただ、上記のように英語でそれを発信できる人が居ないことが悔やまれます。。。

 

・40歳を超えた私が一番伝えたいのは、「時間があるうちに準備しておこうよ。それまでに実力や信頼や人脈をためておこうよ」ということです。

 

【最後に】

これからどうやって働けば良いか、どんな大人になるべきか悩んでいる人にぜひ読んで欲しい一冊でした。

Be Hangry! Be Noble!?

みなさんのキャリアが今後も輝きますように。

 

書評 どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた

こんばんは。ジラフです。

気付いたら、昨年度はアマゾンで50万円以上も買い物をしていたことが発覚しました!!

私は年間300日以上海外で仕事をしているのですが、

海外で仕事をしながら、アマゾンで小物類をカートに入れたり、

移動中の読書のためにKindleをポチったりということが日課になっていました。

それにしても一企業に支払った金額として、50万円は驚異的です。

完全にFAANGの食い物になっています。

FAANG、つまり

FacebookAmazonAppleNetflixGoogleです。。。

日本初でここに喰いこめそうな会社は、メルカリくらいですかねー。

ちなみに2018年はSLAWがキーワードの一年になるそうです。

S:Spotify 音楽配信サービス。

L:Lift ライドシェアサービス。Uberのライバルで楽天も投資しています。

A:Airbnb 民泊系のサービスですね。

W:We work シェアオフィスサービスを運営する会社です。

こうやってみると、シェアリングエコノミー、フリーエコノミーを代表する企業が、

今年は華々しくデビューする見通しのようです。

シェアリングエコノミーやフリーエコノミーについてはまたいずれ所感を書きますね。

日本はこの分野でも大きく乗り遅れているので。。。

個人的には、日本の地方や田舎にこそ、こういったサービスはハマると思うのですが。

 

本日紹介する本は、年始の挨拶で、年末年始読んで印象に残った本ベスト3の一冊です。

bookkeepingoflife.hatenablog.com

 

・タイトル:どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた

・著者:吉田尚紀、石川善樹

 

【結論・筆者の主張】

・幸せに関して、究極のゴールとは「朝ワクワクして目が覚めて、夜満ち足りた気持ちで眠れるか」です。

・人間は感情を持ち、感情に思考が影響を受ける生物です。自分がどういった感情の時に、どのような行動をとるかを把握することで、自分の感情をコントロールし、望んだ結果を得られるようになる、というのが筆者たちの主張でした。

・基本的に、本書は理系と文系出身の2人のコメンテイターの対談形式で綴られており、こうしたら幸せになれる!というようなハウツー的な内容は一切書かれていません。そのようなハウツー的な話が知りたければ以下の方がお勧めです。

bookkeepingoflife.hatenablog.com

 

【気になったフレーズ・感想など】

・今は誰もが5つくらいの専門分野を持って、それを組み合わせていかないと生きていけない

⇨多様化している社会で上位5%に入らないと食っていけない世界になりつつあります。私の場合は、技術✖️ビジネス✖️アジア✖️??✖️??になりつつあります。あと4つ目と5つ目で何を深めるかが、私のキャリアを左右しそうです。

 

・最初に与えられたものを天職だと思って、そこをめちゃくちゃ掘っていけば絶対別なところへつながっていく。あまり深く考えず、いま取り掛かっている分野でディテールを突き詰めればいいんじゃないかなあって思いますね。

⇨これは半分正解で、半分ハズレですね。過労死した若手社員も多いので。。。死なない程度の環境で、腐らずに向き合う経験は貴重です。

 

・全身ユニクロって言うとちょっと恥ずかしいな、かっこよくごまかせないかな、と思って「タダシ・ヤナイです」って答えて逃げてきたんです。

⇨これ、目から鱗でした。。。面白すぎる視点ですよね。まるで「イッセイ・ミヤケ」みたいに聞こえます。

 

・自分を本当に動かしてくれる感情は何なのか、それを理解しておくことは絶対に人生の役に立つはずです。

⇨これが本書で一番アクセントがおかれていた主張だと私は感じました。これ、自分に対してもそうなのですが、一方で他人を動かす時にも非常に参考になると思うんですよね。。。そう行った意味で、欧米に有名ブランド企業が多いのって、過去2000年くらい奴隷文化があり、富裕層がひたすら人間というものと向き合った結果、どうすれば人が動くのかをある程度把握してしまっているからではないかな・・・って思うんです。ギリシャやローマの思想家みたいに、「結局、人間ってこうだよね?」みたいな。

 

・しれは自分の中に明確な基準があるからじゃないでしょうか。人と比べると際限がないけれど、自分の中に基準があれば、嫉妬心はわかない。

⇨そういったぶれない自分の価値観も、自分の感情とひたすら向き合うことで気づくことができるようです。嫉妬心を持たない人間になるには、なかなか道が長そうです。

 

・あらゆる分野のトップパフォーマーと呼ばれる人たちは、おそらくその自分を動かす感情を見つけた人たちだと思います。

 

・ゆらぎやコンプレックスみたいなのを持ち続けている人のほうが、長い目で人生を見たら活躍できているという現象もあります。

 

・人様に評価してもらわないとうれしくないっていうのは、すごく不自由な状態だと思います。吉田自分の欲望にきづいてないから、他人の評価がほしくなるってことですよね、きっと

⇨金言すぎます。正直いまのSNSでいいねを欲している人たち全員これでしょう。客観的な幸せが欲しいのであれば、とにかくお金とか、美女と付き合うということになるのですが、主観的幸せが欲しいのであれば、自分は一体何に満足するのかを見出しましょう。

 

・問いーーつまり考えるべき、振り返るべきなのは「自分の感情」だと気づきました。疲れてるなら、何に対する疲れなんだろうとか。このイライラは何なんだろうとか。そこから考え初めて、「自分と向き合う力」を身につけていくしかない。今自分に起きている現象にすら向き合えないと、「幸せ」を実感できないまま人生を終えてしまうことになる。

⇨本書でなんども出てくる、自己との対話です。

 

・どんなにAIが進化しても、外国語は勉強しといたほうがいい

⇨言語は思考を規定します。

 

bookkeepingoflife.hatenablog.com

 

・高い目標があると目の前のどうでもいいことが意味を持ち始める。将来のために夢を持つんじゃなくて、「今、ここ」の意味を増すために、夢を持つ必要があるんですよね。

 

・人生を因果ではなく、因縁としてとらえること

⇨先の夢を持って、目的に向かって生きるという発想とは逆の、ゆるーいネットワークに繋がって生きるという思考です。どこに向かうかは不明ですが、さまざまなご縁に導かれて、どこかにはとどりつくという、ある意味流される人生です。人生は二つの生き方の繰り返しだと考えています。ある時は目標を明確にして努力する時、一方で流される自分もいる。この二つを行きつ戻りつするのが人生なんでしょう。

 

【最後に】

人生を見つめ直すのに、年末年始はとても良い機会です。

自分とひたすら向き合い、どうあるべき、どうしたいのかを自分に問い続けることは、幸せになるのに必要な儀式だと思います。

本書は、世の中に氾濫しているハウツー本に疲れ、「マインドフルネス」に代表される瞑想関係の一種のスピリチュアル的な本にも疲れた方にお勧めの一冊でした。

 

ジラフ

書評 幸福の「資本」論

こんばんは。ジラフ@中国です。

昨年度はアマゾンのキンドルで書籍を30万円ほど購入していたことに愕然としました。

そのうちどれだけ読むことができて、アウトプットできたのやら。。。

今年は可能な限り、良質なアウトプットに繋げていきたいです。

さて、今回ご紹介するのはこちらです。

 

・タイトル:幸福の「資本」論 あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つのパターン」

・著者:橘玲

 

【結論】

・幸福という数値化できないモノを、可能な限り論理的に分析した結果、「金融資産」、「人的資本」、「社会資本」の三つに区分される、というややぶっ飛んだ考え方が筆者の主張です。

・「金融資産」とは文字通り、お金のことです。貯金や株などの金融資産をどれだけ持っているかが、幸福に大きく影響します。

・「人的資本」とは、個人的なスペックのことです。例えば、健康な肉体を持っているかどうか、や労働市場において高い価値(資格や学歴)を持っているかどうかは、幸福に大きく影響します。

・「社会資本」とは、人間関係です。家族や友人、恋人がいるかどうかは、幸福に大きく影響します。

・この三つをバランスよく積み上げることが、幸福への近道であり、この三つが全て0に近い状態は、貧困で不幸せである可能性が高いです。

・一般的には、高学歴な頭でっかちは、高い給料を貰い、個人スペックも高いのですが、恋人がいなかったり友人がいないので、三つのうち二つしか満足していません。同様に、退職した年金暮らしの老人は、金融資産のみ持っていますが、人的資本や社会資本は持っていません。これもまた完全な幸せな状態ではないのです。

 

【感想や気になったフレーズ】

・人生を支える三つの資本=資産によって、幸福の条件である自由、自己実現、共同体=絆

⇨橘さんの本って、ファクトベースで論理的に書かれているので参考にはなるのですが、こころをえぐるような内容が多いですね。私のような海外で働く人は社会資本からは切り離されて居るので、少し他者に比べて幸福感が少ないようです。

 

・多くの最貧困女子に取材した鈴木大介氏は、そこに「三つの障害」があるといいます。それが精神障害発達障害、知的障害です。

⇨最貧困女子というキーワード自体知らなかったのですが、最近出会い系アプリに関して深く知るうちに、日本では大きな社会的問題になっていることなんだと気づきました。男でも今後、三つの障害起因で不幸になる人が増えるのではないかと思っています。

 

・No Money, No Freedom

⇨その通りですね。これに反論できる人はあまり居ないのではないでしょうか?

 

・①年収800蔓延までは収入が増えるほど幸福度は増す。②金融資産1億円までは、資産の額が増えるほど幸福度は増す。③収入と資産が一定額を超えると幸福度は変わらなくなる。

⇨これも良く聞く話なのですが、今後は800万円で得られる幸せ自体が目減りするのが円安日本です。格差が拡大すると、この理論は成り立たないのではないかと思います。

 

・マイナス金利の世界では、賢い人は利潤を最大化するために金融資本よりも人的資本を有効活用する、すなわち働くのです。

 

・投資対象を選別する費用対効果も含めれば、「上場インデックス世界株式」に積立投資するのがお勧めです。

⇨コンサルになって、いろいろと勉強しているのですが、そもそも企業価値を正しく測って、やすいかどうかを判断する作業って、、、めっちゃ疲れるんですよね。そう考えると、世界株式に投資するのってある意味正解ですよね。今年も世界GDPはプラス成長の見通しなので!

 

・知識社会科=グローバル化=リベラル化が三位一体で進むにつれてそこから脱落する人が増えるのは避けられません

・企業であれ、個人であれ、知識社会に適応できなければ脱落するだけ

⇨その結果がトランプであり、Brexitなんですよね。リベラル派の人々って、このような世界的な右傾化ってどう捉えて居るんですかね。。。とは言え、第二次大戦前のようなブロック経済で引きこもることもできない今、ある程度のところでいい感じでバランスするんでしょうね。

 

・好きなことに人的資本の全てを投入する。これだけです。

⇨その通りですね。最後に頼れるのは自分なのですから。。。

 

・①好きなことに人的資本のすべてを投入する。②好きなことをマネタイズできるニッチを見つける。③官僚化した組織との取引から収益を獲得する。

⇨③の理由は、日本ではシリコンバレーのような優れた投資のエコシステムは存在しないので、、、大企業や政府からお金をもらおう!ってことみたいです。

 

・あなたがまだ20代だとして、35才までにやらなければならないのは、試行錯誤によって自分のプロフェッション(好きなこと)を実現できるニッチを見つけることです。

 

・①金融資産は分散投資する。②人的資本は好きなことに集中投資する。③社会資本は小さな愛情空間と大きな貨幣空間に分散する。

⇨①は上にも書いたように、あらゆるものに資産を分散投資することで、暴落した際のダメージを最小限に抑えます。②は最後に頼れるのは自分なので、、、自分の得意なところ、好きなところでマネタイズできる場所を探して、ひたすら能力を磨く!ということにつきます。③ですが、自分が本当に安らげる人間関係(家族友人)を大切にしながら、Facebookのようなソーシャルメディアで繋がる人間関係を構築する。その人間関係は半分ビジネス的な繋がりを有しており、場所に縛られないような人間関係を構築することが、重要なようです。

 

【最後に】

人って、幸せになるために生きていると思います。それはいろいろな国の憲法や、教典に謳われています。

ですが、幸せの定義は実は明確ではないのです。

人生の目的が幸せになることだと仮定すると、目的設定が不明確なゲームを戦って居るのが現代人です。

この本は、ズバリ回答を示してくれるわけではありませんが、一つの示唆を与えてくれる一冊です。

幸せになりたい全ての人に読んで欲しい一冊でした。

 

 

 

年始の挨拶

こんばんは。ジラフです。

今年の年末年始は中国で過ごしました。

中国では正月は旧暦に従っていて春節が法定休日なので、

正月などなんの関係もなく仕事になっています。

よく中国人は仕事しないと言いますが、

「ノー残業デー」とか言っている日本に比べると働いてる人が多いのではないかと、

感じています。

 

さて、私は仕事しながらも日本からの指示が来ないことを良いことに、

自分の人生などを少し見直していました。

定期的に立ち止まって、考える機会は重要です。

特に日々激務に追われている人ほど。

 

同様に多数の本を読みました。

またいずれ書評を書きますが、以下3冊はこれからの人生を考えるのに、

とても参考になりました。

 

ベスト1

・タイトル:Shoe dog

・著者:フィルナイト

・あらすじ:ナイキの創業者の自叙伝。日本のオニツカタイガーと組んで、ヨーロッパのメーカに戦いを挑む話には大変しびれました。また、70年代の日本の状況(電車の中にゴミを捨てる、ビジネスの約束を破る)が今私が中国で感じていることと被っていて、興味深かったです。やっぱり今でこそ日本は先進国面しているが、昔は中国と同じような時代もあったんですよね。一方で、なんどもソニーの名が登場し、日本が世界に誇れる会社も多かったんだなーと、感慨深くなりました。

 

スト2

・タイトル:ポスト平成のキャリア戦略

・著者:塩野誠、佐々木紀彦

・あらすじ:日本的な雇用体系(年功序列、終身雇用)が崩壊した今、若者は一体どのようなキャリアを築くべきかを説いた本です。年始に読むのにぴったりな一冊でした。

 

 

ベスト3

・タイトル:どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた

・著者:吉田尚紀、石川善樹

・あらすじ:文系と理系出身の著者2人が、双方のアプローチで幸せを定義し、それを手に入れる方法を分析しています。最近流行りのHow to本ではないですが、読んでいるうちに思わぬ発見などがありあす。個人的には、常に自分の感情に向き合うことが重要であり、自分の感情を行動でどうコントロールするのかが重要だ、という主張がそれなりに新鮮でした。

 

 

これらの本を読んで、いろいろな思いを巡らせながら、年始が始まりました。

今年は良い1年にしたいものです。

 

「山を動かす者も、まず小さな石を動かすことから始める」